2011-08-24 第177回国会 衆議院 外務委員会 第17号
チェルノブイリ事故のときに、そういう経験を踏まえまして、固有安全炉なんという特別な原子炉、いわゆる過酷事故などが起きないようにつくろうとしましたが、残念ながら、そういうようなものはまだ現実になり得るような段階にはなっていないというふうに思います。
チェルノブイリ事故のときに、そういう経験を踏まえまして、固有安全炉なんという特別な原子炉、いわゆる過酷事故などが起きないようにつくろうとしましたが、残念ながら、そういうようなものはまだ現実になり得るような段階にはなっていないというふうに思います。
このイメージは、再生可能エネルギーを主体とするものでございますけれども、核エネルギーとしては、固有安全炉と言われております核融合、水素を原料とする核融合ということもその言葉の中には入っているわけでございますが、基本的には、再生可能エネルギーを中心とする太陽水素系社会を目指す。原子力は、その社会までのつなぎ、過渡的エネルギーである、こういう位置づけでございます。
非常に興味のある分野もあるかなというふうに感じたのですが、率直に言いまして、今日人類が到達している安全技術の水準をかなり超えた巨大規模化した商業炉、これについて評価は立場によっていろいろですから、いや大丈夫だという方もいらっしゃるだろうし、私はかなり安全技術の水準を超えた巨大化したものになっているというふうに思っておりますが、その評価は別として、私は、原子炉が大規模地震時にも事故を起こさないような固有安全炉
したがって、現在の軽水炉の安全性を現在より高める、そういう観点から、固有安全炉と言われている軽水炉のアイデアが今までも幾つか提案されてございます。これは、いずれもそう大型ではなくて、比較的中型ないしは小型のものでありますけれども、そういうものが幾つか提案されております。
次に、原研の松浦参考人にお伺いいたしたいんですが、原研は、かつて固有安全炉、こういうことで研究をなすっておられたし、今はもっと安全だということで超安全炉というふうに呼ぶように伺っておりますけれども、その今の到達点ですね。例えば概念設計はもう終わったんでしょうか、あるいはまた工学的設計に到達していらっしゃるんでしょうか。
まず固有安全炉でございますが、これは、固有安全炉と言われることがあったりあるいは受動的安全炉と言われることがあったり、先ほど先生も最近は超安全炉という言葉もあるというふうに言われましたような、そういういろいろを言われ方をしております。
原研では、このデータに基づきましてさらにいろんな研究を行っておりまして、「むつ」の原子炉におきますいろんな経験は、原研におきますいわゆる中・小型のそれほど大きくない原子炉、あるいは固有安全炉の研究にも結びつくものと考えておるところでございます。
こういう観点で、私どもとしても将来の勉強という形で、炉の保有いたしておりますような物理的な特性といったようなものを可能な限り生かすようないわゆる固有安全炉といったようなものもこれは勉強の対象になるということで、原子力研究所等におきましてこれを研究をいたしておる、こういうことでございます。
また一方で、自然力、例えば重力等によりまして作動する安全装置の利用を図った固有安全炉についても、原子力発電の高度化を推進する観点から所要の調査研究を進めているところでございます。(拍手)
最後に、固有安全炉の研究開発について御質問がございました。 原子炉の安全確保につきましては、最新の科学技術的知見を反映させるための不断の努力が重要であるとの認識のもとに、現在、科学技術庁の日本原子力研究所において軽水炉型を対象に固有安全炉の調査検討を進めているほか、固有の安全性が高い高温ガス炉の実施設計等に着手したところでございます。
だれが運転してもそういう事故が大事故に至らないという、いわゆる固有安全炉の研究開発をもっと進めるべきものと思っておりますが、科学技術庁長官、通産大臣、どうお考えであるか、伺いたいと思います。 以上。(拍手) 〔国務大臣竹下登君登壇、拍手〕
しているわけでございますけれども、いずれにしろ安全の確保ということは非常に重要な問題だと、こういう考え方から、最新の知見、科学的知見、そういうものが得られた場合にはなるべくそういうものを安全の方にフィードバックしていくということが大事であろうという考え方で、現在、炉の保有する、何というのですか、物理的特性を可能な限り生かした受動的な、あるいは静的な安全防護系、そういうものを採用するという方法があるんじゃないかという形で固有安全炉
○伏見康治君 通告はしていないんですけれども、きょう本会議でやったことをもう一遍伺いたいんですが、固有安全炉の研究というものをどういうふうにやっているか。高温ガス炉といったような言葉がちょっと本会議では出てきたわけですが、その辺もうちょっと詳しく説明していただけるでしょうか。
○政府委員(松井隆君) 御指摘の固有安全炉と申しますか、固有の安全性の高い原子炉につきまして、これも昨年の六月に原子力委員会が策定しました原子力開発利用長期計画の記述を御説明申しますと、「いわゆる固有の安全性については、今後の軽水炉の技術開発に応用できる点があるかどうかを含めて所要の検討を進める」という形で原子力委員会の長期計画では決まってございます。
○塩出啓典君 私は、やはり熟練した技術者が非常に訓練をして、そういう人が運転して辛うじて安全というものは、やっぱり人間である限りいつかは事故を起こす可能性もあるわけですから、そういう意味で、いわゆる固有安全炉ということが昭和五十八年ごろから言われておるようでありますが、運転をミスしてもその場合炉が動かないと、だから、もう絶対安全だという、こういう炉を研究していかないと、日本の優秀な訓練した技術者で安全
○松井政府委員 先生の御指摘の超安全炉、あるいはよく一般的には固有安全炉とか申しておりますけれども、これにつきましては、まず原子力委員会の昨年六月の長期計画の位置づけでございます。それにつきましては、原子力委員会としてはそういった固有の安全の炉、そういうものについてやはり基礎、基盤に立ち返った研究開発を推進する必要がある、こういう認識を示してございます。
ただ、今回の長計で新たに出てきた固有安全炉という概念につきましては、これはやはり現在の軽水炉そのものは問題ないけれども、しかし、より安全なものというものを少し検討した方がいいだろうという形で、現在そろそろ日本原子力研究所等におきまして大学とも共同研究しながら新しい炉のアイデアとかあるいはその概念、そういうものの計算、あるいはそういう研究を始めているわけでございます。
それで、さらに突っ込んでお伺いしたいんですが、この固有安全炉の発想というものもスウェーデンとかドイツとかいうところで行われているもので、やはりヨーロッパ、アメリカの方が先輩なんですね。それで日本で研究する際ももちろんそういう先輩からいろんなことを教わるんでしょうが、この際日本としてはそういうものを国際的な共同事業としてやったらいかがかなという感じを受けるわけなんです。
核融合とか高速増殖炉、それから、チェルノブイリの事故が起きまして問題になりました超安全炉、固有安全炉、あとは太陽電池、燃料電池、石炭の液化・ガス化、こういったものが挙げられると思います。 それから第二の分野は、主にマテリアル、材料関係の分野であります。